事例・実績
小野町の家
■所在地 和歌山市小野町
■主要用途 住宅
■構造 木造
■規模 地上2階建
■敷地面積 187㎡
■延べ面積 87㎡
■コンセプト
徳川御三家の城下町として大きく発展した市堀川に程近い場所に位置し、長年住み続けた実家の隣りにつくった、親子二人の為の住宅である。
元々、実家には計5人の2世帯が同居しており、クライアントの子供の成長に合わせ、たまたま空いた隣の土地を購入し新たな住まいを建てる事となった。
別敷地としてそれぞれ独立して建てるのではなく、独立してはいるが関係としては切れない実家(母屋)の離れとなるような住宅ができないかと考えた。
実家に向けて開き、2棟を開口部で繋げるという単純な解釈ではなくそれぞれ2棟について相互に考え家族の関係を空間化する必要があった。
敷地東側(実家側)との間に境界はあるが、境界や内外を意識させないまとまりをつくることが2つの棟をゆるやかに繋げるのではないかと考えた。
親子二人の滞在時間が最も長いリビングダイニングを母屋の庭に向けて配置し、アルミサッシ、軒のあるテラス、軒を支える列柱、母屋の植栽と複数のレイヤーを介してつながることで、内と外の緩衝性を調停している。
暮らし始めてからはカーテンのレイヤーが増え、雨の日には軒先から流れ落ちる雨もレイヤーに加わり、母屋との多様な繋がりが期待できる。
内と外の豊かな関係性に根差した市街地における新しい住居の可能性の提案となればと思う。
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